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講義名 行動科学基礎
(副題) 医学科
代表ナンバリングコード
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 30 時間 30.00
代表曜日 水曜日 代表時限 4時限

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
准教授◎ 小島 隆次医療文化学講座(心理学)
 test staff 

対象学科/学年
学科学年
医学部医学科 ~ 医学部医学科2 年 ~ 2 年

学修目標(到達目標) 本授業では、実験・認知心理学を中心として、行動科学の基礎知識を習得することを第一義とします。また、受講生が本授業で課される様々な課題を適切にこなすことで、論理的に考え、批判する能力が養われ、習得した知識を日常生活でどのように応用していくのかを考えられるようになることも目指します。

そして、上記目標の達成に伴い、結果的に受講生が以下の目標を達成できるようになることを学習目標とします。

1.行動科学・心理学の基礎知識を身に着けること
2.身に着けた基礎知識を、他者理解や他者とのコミュニケーションも含めて、日常の様々な場面で活用する態度を身に着けること
3.様々な事象に対して、批判的・発展的に考える態度を身に着けること
授業概要(教育目的・準備学修・事後学修・履修要件等) 本授業は、人の行動と心理に関わる様々なテーマ(個々のテーマやその概要については授業スケジュールを参照して下さい)について、実験・認知心理学を中心とした行動科学分野の基礎知識を教授します。また、授業を受講することで、受講生が論理的に考え、批判する能力を養いつつ、論理的・批判的思考と日常における人の思考・行動特性との関係性について考察する契機を得られるようにしたいと思います。
授業内容 授業内容は以下の授業計画表の各授業における内容を参照してください。基本的には実験・認知心理学を中心として、広く行動科学に関する様々なトピックを紹介する内容になります。
授業計画表
行動科学基礎
年月日(曜日)時限担当教員項目内容教室
第1回令和 3年10月06日(水)4時限小島 隆次初回ガイダンス
本授業の受講方法や基本方針などを説明。A
B
第2回令和 3年10月13日(水)4時限小島 隆次心理学の対象と研究法心理学が研究対象とするものと心理学で用いられる研究方法の基礎事項を概説。A
B
第3回令和 3年10月20日(水)4時限小島 隆次感覚・知覚感覚・知覚情報の処理特性について概説。A
B
第4回令和 3年10月27日(水)4時限小島 隆次注意視覚的注意を中心として、注意の機構と役割について概説。A
B
第5回令和 3年11月10日(水)4時限小島 隆次表象表象や心的イメージの概念と、視覚表象を中心にイメージ研究の研究方法と研究成果を概説。A
B
第6回令和 3年11月17日(水)4時限小島 隆次学習学習概念の定義と様々な学習研究の応用について、古典的学習理論と動機付けを中心に概説。A
B
第7回令和 3年11月24日(水)4時限小島 隆次動機づけ動機づけに関する基礎事項と学習行動の喚起と維持について概説。A
B
第8回令和 3年12月01日(水)4時限小島 隆次まとめ1第2~7回までの授業内容のまとめと、適宜受講生へのフィードバックを行う。A
B
第9回令和 3年12月08日(水)4時限小島 隆次記憶記憶の種類とそれらの機能について概観した上で、人の記憶特性について概説。A
B
第10回令和 3年12月15日(水)4時限小島 隆次論理と推論論理的推論の基礎と様々な推論課題における人の認知特性について概説。A
B
第11回令和 3年12月22日(水)4時限小島 隆次問題解決広い意味での問題解決における人の認知特性を概説。A
B
第12回令和 4年01月05日(水)4時限小島 隆次判断と意思決定判断と意思決定状況における人の認知特性について概説。A
B
第13回令和 4年01月12日(水)4時限小島 隆次社会性と認知他者との関わり方や集団に対する認識が、人の認知過程にどのような影響をもたらすのかについて概説。A
B
第14回令和 4年01月19日(水)4時限小島 隆次まとめ2第9~13回までの授業内容のまとめと、適宜受講生へのフィードバックを行う。A
B
第15回令和 4年01月28日(金)5時限小島 隆次全体の振り返り授業で扱った内容全般を振り返りつつ、適宜受講生へのフィードバックを行う。A
B
授業形式・授業形態 2021年度授業については、本授業はオンデマンドでの遠隔形式を基本とします。
授業資料や授業課題については、授業webサイトや授業課題システムから、電子的に配布・実施します。
受講生には、授業開始前に授業関連情報をメールあるいはWeb Classで通知しますので、情報を確認して下さい。

毎回の授業において、受講生は、提供された授業資料の内容を理解した上で、所定の授業課題に取り組むというのが、基本的な流れになります。

【準備学修等について】
文科省の大学設置基準に基づき、他の授業と同様に本授業においても、1コマ(90分)の授業に対して180分程度の課外学習(予復習)が想定されていますが、本授業では指定の授業課題に取り組むことによって、基本的にこの基準はクリアされるようにしています。
成績評価方法(成績評価基準を含む) 評価は、単位認定と単位評価の二段階で行います。

 まず、単位認定に際しては、各授業で必要に応じて課される授業課題に対する得点(合計100点満点)で判断をします。60点以上で単位認定とします。
 
 次に、認定された単位に対して相対評価を行い、これを最終評価とします。

 授業課題の内容・回数・配点など、評価方法の詳細等については、初回授業(ガイダンス)及び授業用webサイトで配布する授業ガイドでより詳細に説明しますので、受講予定の方は、初回授業に参加するか、授業ガイドを必ず手に入れてください。
テキスト(教科書等) 特に指定しない。修学に必要な資料は全てwebで配布します。
参考文献等 配布資料やwebにて適宜示します。
授業用URL http://kojima-lab.net/lecture_etc/index.html