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講義名 医の倫理Ⅲ
(副題) 医学科
代表ナンバリングコード
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 10 時間 10.00
代表曜日 代表時限

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 室寺 義仁医療文化学講座(哲学)
 test staff 
非常勤講師早島 理医療文化学講座
非常勤講師浅井 篤医療文化学講座(哲学)
非常勤講師長倉 伯博医療文化学講座(哲学)

対象学科/学年
学科学年
医学部医学科 ~ 医学部医学科4 年 ~ 4 年

学修目標(到達目標)  「医の倫理」の授業では、医学研究領域及び医療領域における(特に現代・近未来の日本が抱える)、社会的・倫理的な諸問題について学び、受講する医学生一人一人が自ら、医師として行う医学研究・医療行為が、社会的・倫理的にどのような問題を伴うことになるのか、考える力を身に付ける。
 「医の倫理Ⅲ」では、臨床倫理を中心に学習する。受講生は、具体的な日常の臨床現場で出会うことになる各事例に含まれる様々な倫理的な問題に、(1)まずは気づく能力を開発し、(2)個々の問題をどのように考え、(3)そして、どのように対応・対処すれば良いのか、その手法・心得について、グループ討議を踏まえた授業展開の中で学びを深め、臨床の現場に臨むときの倫理観を着実に身に付けることを目標とする。

授業概要(教育目的・準備学修・事後学修・履修要件等)  10月18日(月)の講義では、医療を題材とした映画を通して医療倫理を考える授業を展開する。
 11月8日(月)の授業では、緩和医療の現場での諸事例について講義を受けた後、グループに分かれて討論を行う。そして、検討結果について各グループからの発表と全体での討議を行い、最後に、各事例についての考察のまとめを行う。
 「医の倫理Ⅲ」は、看護学科1年生の必修授業「医療の倫理Ⅰ」の中の5コマとして、医・看の合同授業として展開する。加えて、11月8日(月)午後第3時限目から第5時限目の講義は、学外からの多職種の(ボランティア)参加者も討論参加する予定であり、この意味で、学外者との合同講義でもある。凡そ200人を超える受講生との間での、グループ討論、並びに、全体討議の場となる予定である。ただし、新型コロナウイルス感染の状況によっては、学外者の参加を見送る。
 講義を聞き、また、他者との対話を通じて、知識・考えを広め、そして、レポートを作成する過程で学びを深めつつ、繰り返し思索を深めて行くことを習慣化することを目的とする。
授業計画表
医の倫理Ⅲ
年月日(曜日)時限担当教員項目内容教室
第1回令和 3年10月18日(月)3時限浅井 篤
室寺 義仁
臨床倫理の現状と課題生命医療倫理(biomedical ethics)の総論と、映画を通して考える医療倫理臨3
第2回令和 3年10月18日(月)4時限浅井 篤
室寺 義仁
臨床倫理の現状と課題生命医療倫理(biomedical ethics)の総論と、映画を通して考える医療倫理臨3
第3回令和 3年11月08日(月)3時限早島 理
室寺 義仁
臨床倫理緩和医療の現場から学ぶ臨1
臨2
臨3
第4回令和 3年11月08日(月)4時限長倉 伯博
室寺 義仁
臨床倫理事例についての講義とグループ討議臨1
臨2
臨3
第5回令和 3年11月08日(月)5時限長倉 伯博
室寺 義仁
臨床倫理グループ発表と全体討議臨1
臨2
臨3
授業形式・授業形態  基本、講義形式の対面授業。
 授業によっては、医療現場における個々の事例を紹介しながら、それぞれの事例についての意見交換を行うために、全体討議と小グループでの討論とに分けて授業を展開をする場合がある。また、現代の医療問題をテーマに取り上げている映画を(DVDを活用して)教材に用いながら、医の倫理についての考えを深める授業展開も行う。
成績評価方法(成績評価基準を含む)  試験は行わない。
 講義ごとに、各講師が与える課題に対して、レポートの提出を求める(レポート受理期間は、各講義終了一週間後の同一曜日午後1時まで)。
(1) レポートは各10点満点で評価し、全レポートの総合点で合否を判定する。なお、レポートは、WebClassを介してのWeb提出を求める。レポートの提出期限は厳守すること。提出期限を過ぎたレポートは、原則、受理しない(当該授業の評価は、0点とする)。 
(2) 病気その他緊急の事態でやむを得ず欠席する場合は、授業開始までに、WebClassの「医の倫理Ⅲ」授業クラスのメール・メッセージ機能を用いて、室寺宛に連絡すること。
(3) レポートの提出確認については、WebClassの学生画面から「成績」>「マイレポート」で、各自で確認すること。
テキスト(教科書等) 特に定めない。必要に応じて講義の中で紹介する。