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講義名 早期体験学習
(副題) 医学科
講義開講時期 前期 講義区分 実習
基準単位数 1 時間 30.00
代表曜日 代表時限

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 室寺 義仁医療文化学講座(哲学)
特任准教授北原 照代社会医学講座(衛生学部門)
准教授荻田 美穂子臨床看護学講座
教授・医師向所 賢一医学・看護学教育センター

対象学科/学年
学科学年
医学部医学科 ~ 医学部医学科1 年 ~ 1 年

学習目標(到達目標)  医学・看護学の目的は「人」の「幸せ」に貢献することである。人は「生老病死」の言葉に象徴されるように、心身の発達段階や健康状態に応じて多様な生活を営み一生を終えていく。健康や生活を支える医療や福祉は、人の一生の様々な段階でその役割が求められており、諸君らは、将来、専門家としてそうした社会の要請に応えることになる。人の抱える困難は病苦だけで生じているのではない。心身に障害があるために抱えなければならない困難、年老いたことで生じる困難、孤独や貧困に由来する困難など、諸君らが対峙すべき課題は多様である。また、困難を抱える人を支えているのは医師や看護師など特定の専門家だけではない。家族や地域の人たちの努力や連携が支援の基盤をなしていることを理解しなければならない。
 早期体験学習では、地域で展開されている医療・保健・福祉の現場に参加体験し、そこで働く人々やその活動を通して、また支援を受けている人たちとの交流を通じて、医学・看護学を学んで行く自分の役割や課題について省察することを目標とする。
授業概要(教育目的・準備学習・事後学習・履修要件等)  本授業は、学生諸君が病院・診療所や福祉施設、また地域で実施される関連行事において自身で体験的に関与し、医療や福祉支援を必要とする人たちやそういった人々を支える多くのスタッフと交流することにより成立する。また、自分の体験や発見した課題について、同級生や教員と交流しながら話し合い、お互いに共有することを通じて学びを深化させることを目的とする。
授業内容  早期体験学習は、医療・保健・福祉の現場を実際に訪れ、そこで働く人々やそこでサービスを受ける人々と交わり、その体験を通じて医学・医療の役割や課題についての省察を一層深めることを目的に、夏季休暇中の(基本的に)3日間を利用して実施する。例年、受講した学生が高く評価している授業である。過年度の早期体験学習の実施内容を例示する。体験学習に応じていただける施設の数は年毎に増えており、多様な体験学習が可能となっている。

 以下は、一昨年度(2019年度)の受け入れ施設
(* 2020年度は、代替授業をオンラインで行った。2021年度については、6月10日の「医学概論Ⅰ」医看合同授業の中で紹介する予定である。)
1.膳所診療所(大津市): 往診、訪問看護、デイケアへ参加し、診療所における地域医療・保健活動、住宅医療について理解する。
2.坂本民主診療所(大津市): 同上
3.こびらい生協診療所(栗東市): 同上
4.びわこ学園医療福祉センター草津、野洲(草津市・野洲市): 重度心身障害者(児)の施設内生活の実体の理解と介護の実際に触れる。
5.障害児のサマー・ホリデー(大津市・草津市・栗東市): 夏期休暇中の障害児のサマースクールに参加し、障害児や障害児をとりまく親・教師との交流を通じて、障害児にかかわる医療・福祉・教育の課題を考える。
6.むれやま荘(草津市): 急性期を脱した障害者の社会復帰に向けた機能訓練等を行っている現場を体験する。
7.滋賀県立障害者福祉センター(草津市): 障害者のリハビリテーションを目的としたスポーツ指導やレクレーション指導を行っている現場を体験する。
8.公立甲賀病院(甲賀市): 病院医療の実際(診療、救急医療、検査)を体験する。
9.滋賀医科大学附属病院産科婦人科病棟(大津市): 大学病院での医療の実際を体験すると共に、患者・医師・看護師と交流する 。
10.国立病院機構紫香楽病院(甲賀市): 重度心身障害児の医療を理解し、障害児医療に関わる書問題を体験的に学ぶ。
11.草津総合病院(草津市): 病院医療や老人リハビリの実際を体験する。
12.市立長浜病院(長浜市): 病院医療や老人リハビリの実際を体験する。
13.琵琶湖病院(大津市): 認知症の老人病棟における高齢者医療の実際にふれ、ボランティアとして諸事に参加する 。
14.琵琶湖療育院病院(大津市): 病院医療や高齢者医療・福祉の実際を体験する。
15.しがなんれん作業所(栗東市): 難病患者とその家族が運営する作業所にボランティアとして参加し、難病問題について理解する。
16.てんとう虫養育キャンプ(守山市): 障害者とその仲間達の旅行に参加し、障害のある人たちと交流する。
17.ケアタウンからさき(大津市): 要介護高齢者のための施設でボランティアに参加し、高齢者問題を考える。
18.ビハーラ本願寺(城陽市): 緩和医療施設の機能及び施設利用者の実情やニーズについて理解を深める。
19.滋賀県中央子供家庭相談センター(草津市): 非行や虐待相談、その子ども達との交流を行なう。
20.ビハーラクリニックあそか第2診療所(城陽市): 緩和医療施設の機能および施設利用者の実情やニーズについて理解を深める。
21.地域包括ケアセンターいぶき(米原市): 老健体験・デイケア・リハビリ見学・訪問看護と同行等。
 

授業計画表
早期体験学習
年月日(曜日)時限担当教員項目内容教室
第1回令和 3年06月10日(木)2時限室寺 義仁
向所 賢一
北原 照代
荻田 美穂子
医学科看護学科の合同説明会「早期体験学習」「人間発達実習」の実施方法についての説明、受け入れ施設の紹介。

第2回令和 3年07月08日(木)2時限室寺 義仁
向所 賢一
北原 照代
荻田 美穂子
医学科看護学科の合同説明会「早期体験学習」「人間発達実習」の受け入れ施設・行事毎に分かれてのグループワーク


看2
看3
第3回令和 3年09月28日(火)1時限室寺 義仁
向所 賢一
北原 照代
荻田 美穂子
小グループ「早期体験学習」交流会 A
B
看2
看3
第4回令和 3年09月28日(火)2時限室寺 義仁
向所 賢一
北原 照代
荻田 美穂子
小グループ「早期体験学習」交流会 A
B
看2
看3
第5回令和 3年09月28日(火)3時限室寺 義仁
向所 賢一
北原 照代
荻田 美穂子
小グループ「早期体験学習」交流会 A
B
看2
看3
第6回令和 3年09月28日(火)4時限室寺 義仁
向所 賢一
北原 照代
荻田 美穂子
小グループ「早期体験学習」交流会 A
B
看2
看3
第7回令和 3年09月29日(水)1時限室寺 義仁
向所 賢一
北原 照代
荻田 美穂子
小グループ「早期体験学習」交流会 A
B
看2
看3
第8回令和 3年09月29日(水)2時限室寺 義仁
向所 賢一
北原 照代
荻田 美穂子
小グループ「早期体験学習」交流会 A
B
看2
看3
第9回令和 3年09月29日(水)3時限室寺 義仁
向所 賢一
北原 照代
荻田 美穂子
小グループ「早期体験学習」交流会 A
B
看2
看3
第10回令和 3年09月29日(水)4時限室寺 義仁
向所 賢一
北原 照代
荻田 美穂子
小グループ「早期体験学習」交流会 A
B
看2
看3
第11回令和 3年09月30日(木)1時限室寺 義仁
向所 賢一
北原 照代
荻田 美穂子
小グループ「早期体験学習」交流会 A
B
看2
看3
第12回令和 3年09月30日(木)2時限室寺 義仁
向所 賢一
北原 照代
荻田 美穂子
小グループ「早期体験学習」交流会 A
B
看2
看3
授業形式・授業形態  参加する施設・行事によって体験内容は異なる。単なる見学や講義型の授業ではなく、受け入れ施設・行事の指導者の指示の下に、施設・行事の一員として「少しでも役に立ち、できること」に取り組む参加型の授業を基本とするが、各指導者の指示に従うこと。
 体験交流会は、小人数による発表・意見交換形式で行う。
成績評価方法(成績評価基準を含む)  試験は行わない。
 体験学習終了後、レポートの提出を求める。レポートでは、体験内容、体験を通じて発見した自分の課題等について記載し論考する。また、体験交流会終了後、交流会内容および交流会の成果についてレポート提出を求める。提出されたレポートについて、医学生・看護学生として真摯に課題に対峙する姿勢および記述の論理性について、4段階で評価する。受理に値しないと判断されたレポートは再提出を求める。
 決められた日数の体験学習参加、交流会参加、各レポートの提出と受理は単位認定の必須事項である。
テキスト(教科書等) 「医学概論Ⅰ」の各講義の中で紹介される参考文献や教材資料などを参照のこと。定められたテキストはない。