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講義名 医学概論Ⅱ
(副題) 医学科
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2 時間 30.00
代表曜日 木曜日 代表時限 2時限

担当教員
職種氏名所属
教授・医師◎ 向所 賢一医学・看護学教育センター
 小寺 利美看護部
非常勤講師三ッ浪 健一医療文化学講座
教授室寺 義仁医療文化学講座(哲学)
非常勤講師藤崎 和彦医療文化学講座(哲学)
非常勤講師来見 良誠医療文化学講座(哲学)
准教授小島 隆次医療文化学講座(心理学)
准教授荻田 美穂子臨床看護学講座
准教授川崎 拓医師臨床教育センター
准教授小川 惠美子保健管理センター
講師萬代 良一医療安全管理部

対象学科/学年
学科学年
医学部医学科 ~ 医学部医学科1 年 ~ 1 年

学習目標(到達目標) 「医学概論Ⅱ」では、「医学概論Ⅰ」における地域医療を中心とした視座からの学習を踏まえ、地域医療と(地域の中核)病院とをつなぐ医療へと授業内容を展開する。その内容として、少なくとも二つの基本的な学習すべき要素がある。一つには、医療に携わる者として「利他的で公正な態度」を学ぶこと、二つには、医学を思願する者として自らの人生観・人間観を深める哲学を学ぶことである。例えば、現代日本の高齢社会における先進的な医療技術が我々に投げかけている哲学的倫理的諸問題に対して、問題意識を高め、思索を深めて行くための道筋を講義から学び取ることによって、学生諸君自らが、医学や医療の現状を客観的合理的に理解できるようになること、また、医療人としての倫理観を身に付けることができるようになることである。これら二つの学習要素を有機的に絡ませたカリキュラムとする。
 医学生としての自分自身が現在おかれている状況を把握し、未来に希望を持って自ら積極的に医学を学ぼうとする意欲を高め、さらに一方では、立ち止まって自分が間違った道を歩いていないかを常に点検する態度、並びに、「利他的で公正な態度」を涵養することを本授業の目標とする。さらに、医師としてのキャリア形成について考える機会を与える。

授業概要(教育目的・準備学習・事後学習・履修要件等)  「医療に携わる者として『利他的で公正な態度』を学ぶ」ための学習については、様々な専門分野における最先端の医学や医療の現状、また、地域医療の現状などを分かり易く解説したスライド・DVDなどを活用しながら、本学においてそれぞれの専門分野での研究・臨床を担っている教員を中核とするオムニバス形式の授業を展開する。「医療人としての倫理観を身に付ける」ための学習については、まずもって「医学を思願する者として自らの人生観・人間観を深める哲学を学ぶ」という学習要素が、それぞれの授業内容の中に含まれている。そして、「全人的医療」「チーム医療」「地域医療」「高齢者医療」などのテーマを扱う各授業の中において、学生諸君が自ら気づき自覚できるよう、個々の医療場面で起こり得る特有の倫理的問題に対する注意を促しつつ、どのような倫理観を身に付けて行かねばならないかなどの視点に立って授業を展開する予定である。併せて、医療倫理、臨床倫理、特に、患者と医師との関係やインフォームド・コンセントなどの臨床の現場に焦点を当て、例えば、ロールプレイも取り入れた受講生参加型の授業も行う。資料は講義前にWebClassにて閲覧できるようにします。1コマの授業に対して、30分の予習とレポート課題の作成を含めて60分の復習を日常的に行い、休日などを利用して、さらに1コマ当たり90分の復習が望まれます。
授業内容 医学部生として習得すべき基礎的な知識情報に止まらず、現代日本あるいは世界の医学領域で新たに起こっている事象、あるいは、身近なところでは、附属病院でのテーム医療の現場における理念なども取り上げつつ、将来、医療人として社会に貢献するために備えるべき資質や、物事についての捉え方、考え方、結論の導き方などについて講義する。各年度ごとに社会的問題となっている医療問題や医学研究問題などについても適宜取り上げて、受講生各自がそれぞれなりの意見を持つことができるよう、質疑・対話の時間なども出来る限り設ける予定である。そうして、受講生各自に「利他的で公正な態度」を身に付けようと日々意識する習慣性が芽生えることを目指す。医学生に向けての「態度教育」を授業テーマの一つとする。
授業計画表
医学概論Ⅱ
年月日(曜日)時限担当教員項目内容教室
第1回令和 3年10月07日(木)2時限向所 賢一医療倫理日本医師のプロフェッショナリズム (1)
― 医は仁術なり ―
D
第2回令和 3年10月14日(木)2時限向所 賢一医療倫理日本医師のプロフェッショナリズム (2)
― チーム医療におけるリーダーシップ ―
D
第3回令和 3年10月21日(木)2時限室寺 義仁医療と哲学平成の医療人が語る哲学と人生観人間観D
第4回令和 3年11月04日(木)2時限小川 惠美子健康管理医療人としての健康管理D
第5回令和 3年11月11日(木)2時限小寺 利美チーム医療チーム医療における医師への期待D
第6回令和 3年11月18日(木)2時限来見 良誠地域医療将来を予測した地域医療の実践 
― 近未来型地域医療 ―
D
第7回令和 3年11月25日(木)2時限萬代 良一医療安全医療と安全管理D
第8回令和 3年12月02日(木)2時限荻田 美穂子高齢者医療高齢社会における保健医療福祉の動向と権利擁護D
第9回令和 3年12月09日(木)2時限三ッ浪 健一全人的医療
全人的医療について
― 総合診療、ナラティブ・ベイスト・メディスン(NBM)―
D
第10回令和 3年12月23日(木)2時限小島 隆次態度教育医学生の態度教育とその評価について
D
第11回令和 4年01月06日(木)2時限藤崎 和彦臨床倫理
ロールプレイを通じて考えるインフォームド・コンセント
D
第12回令和 4年01月20日(木)2時限谷浦直子チーム医療チーム医療における医師の役割
D
第13回令和 4年01月27日(木)2時限川崎 拓 医師としてのキャリア形成D
第14回令和 4年02月03日(木)2時限向所 賢一
室寺 義仁
医療倫理・臨床倫理「医学概論Ⅱ」の総括D
第15回      
授業形式・授業形態 原則、対面で実施し、講義室で実施する授業をZOOMを用いてライブで同時配信も行う。講義形式とするが、視覚的教材を取り入れながら、なるべく双方向性となるように配慮し、積極的に質疑応答を行う。
成績評価方法(成績評価基準を含む) 授業毎に出席を確認し、出席回数と提出されたレポートとによって評価する。単位認定には2/3を超える出席を前提として、講義ごとに授業担当者が与える課題に対してレポートを提出することを求める。その全レポートの総合点で、成績評価を行い合否を判定する。試験は行わない。
テキスト(教科書等) 各授業において、それぞれのテーマに関して役に立つ入門書や参考図書を紹介して、充実したレポート作成ができるよう配慮する。レポート作成は、文献やインターネットなどの記載事項のコピーを行うことは避け、自分の言葉を使って作成すること。